メンズ脱毛が一般的となり、
男性専用のメンズ脱毛サロン
が普及しているほど
男性の美意識が高まっています。
脱毛を早く完了させたい
というのは多くの方が思うことです。
しかし、高頻度で
脱毛の施術を受けても
あまり意味はありません。
脱毛施術の頻度には
毛が生え変わる周期である
毛周期が大きく関わってきます。
毛周期(もうしゅうき)とは
毛は活動と休止のサイクルを持っており
この生まれ変わるサイクルを
毛周期と呼び、
自然と毛が抜け落ちることがあるのは
毛周期に関連していることが多くあります。
毛周期には成長期、退行期、休止期の
3つのサイクルがあります。
●成長期
成長期の毛は毛と毛の発達に
関わっている毛乳頭が
接着している状態です。
光脱毛では
毛のメラニン色素を通して
毛乳頭にダメージを与えることで
脱毛ができますので、
成長期の毛に
アプローチする必要があります。
成長期の毛には
さらに毛が成長し続けている成長初期と
成長が止まっている成長後期の
2つの期間があります。
●退行期
退行期は毛母細胞の細胞分裂が止まり、
毛乳頭と毛の結合が弱まります。
やがて毛は毛根から離れ、次第に
皮膚の表面に向かって出ていきます。
退行期の毛は
毛根から離れているため、
引っ張ると簡単に抜けてしまいます。
またこの毛に脱毛機の光を照射しても、
毛乳頭にアプローチができないため
脱毛効果は得られません。
●休止期
休止期は毛が抜け落ち、
次の毛を生やす準備をしています。
新たな毛母細胞を作るために細胞分裂し
新たな毛母細胞が出来上がり
完全に毛根に定着すると、
再び成長期へと入っていきます。
休止期は毛が生えていない状態ですので
脱毛効果は得られません。
成長期の毛の割合、
成長期の毛は
全体の10~20%程度です。
その他は退行期、休止期の毛となり
光を照射しても脱毛効果はありません。
1回の脱毛の施術では
全体の毛の1~2割が対象となりますので
ツルツルにするまで
ある程度の期間が必要です。
部位により毛周期に合わせた
最適な脱毛のサイクルがありますが、
一般的に2~3カ月に
1回の施術が良いとされています。
メンズ脱毛は
サイクルを短く高頻度で行えば良い
というわけではりません。
例えば1カ月ごとに行っても、
成長期の毛が少なく、
意味のない照射を行いがちです。
効果的に脱毛するためには
2ヶ月はあけて脱毛することが大切です。