セラミドとは?不足する原因と潤いを守るために必要なこと

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スキンケア製品やサプリメントなどで

よく見るセラミドという成分。

一体どのような役割を持つものなのか

みなさんご存知ですか?

実はこのセラミドは、

肌を美しく保つためには

欠かせない大切な成分です。

セラミドは誰の肌にも存在する成分で、

肌の角質層に存在します。

角質層は外部からの刺激や摩擦、

紫外線などから肌を守る役割があります。

この角質層において、

細胞どうしの水分を繋ぎ止めて

うるおいを与える

役割を果たすのがセラミドです。

かつて生物が海から陸に上がって

進化を遂げる過程の中で、

体を乾燥から守るために

生まれた成分が

セラミドの起源であるとされています。

セラミドは、

水と脂それぞれを繋げる構造をしており

水分の層と交互に積み重なる

ラメラ構造によって

作り上げられています。

ラメラ構造によって

組み込まれたセラミドは結合水と呼ばれ

摂氏0度以下で凍る自由水とは異なり

-40℃でも凍らないという性質があります。

また、結合水は

極度の乾燥下でも

蒸発されない性質があります。

そのため、セラミドが

しっかり含まれた人間の肌は、

乾燥した状態でも

水分が肌の外に逃げることなく

内側に閉じ込めることができます。

セラミドが十分にあると、

肌にバリア機能がもたらされるため

乾燥しにくくなるだけでなく、

肌のキメが細かくなり、

毛穴が目立たなくなるなど

美肌に欠かせない重要な役割を果たします。

セラミドが不足してしまうと、

肌のバリア機能が低下し、

乾燥や肌荒れ、シワなどの肌トラブルを

招いてしまいやすくなります。

肌のバリア機能を高めるセラミドは、

加齢とともに減少してしまうことが

明らかになっています。

50代と20代の肌を比較すると、

セラミドの量は約半分にまで

減ってしまうと言われています。

顔だけでなく、首元や手なども

年齢と共にセラミドが減少していくため

徐々にハリやツヤが

なくなっていってしまいます。

セラミドは、

古い皮膚が新しい皮膚へと

生まれ変わるターンオーバーの過程で

生成されます。

このターンオーバーのサイクルは、

年齢と共に周期が

少しずつ長くなっていくため、

生成されるセラミドも

減少してしまいます。

また、このターンオーバーが乱れてしまうと

肌の生まれ変わりが阻害されるため、

セラミドが生成されにくくなってしまいます。

ターンオーバーを崩さないように、

日頃から正しい生活習慣を

意識する必要があります。

また、毎日の洗顔は

肌をきれいにする

大事なルーティーンですが、

洗い方によっては

セラミドを失う原因にもなってしまいます。

洗顔料を過剰に使ったり、

力を入れて

ゴシゴシと強く洗ってしまうと

角層からセラミドが流れ出し、

肌のカサつきや乾燥を招いてしまいます。

肌が乾燥するとセラミドが減少し、

バリア機能が低下して

さらに乾燥してしまうという

負のスパイラルに陥ってしまうため、

洗顔は摩擦を避けて行い、

しっかり保湿するなど

アフターケアが重要です。