良い睡眠のメリットや睡眠の質を上げる方法とは?

SnapCrab_NoName_2024-10-26_14-19-59_No-00

睡眠には身体の休息としての

役割があるのはもちろんですが、

それ以上に重要な役割として

脳の休息と管理があります。

疲れた身体を癒すには

良い睡眠が一番なのは

誰しもがわかっていることでしょう。

ですが、脳の休息と管理となると

いまいちピンとこないかもしれません。

脳といっても睡眠と

特に大きく関わるのは大脳部分です。

大脳は脳全体の

わずか2%しかないにも関わらず、

安静にしていても

莫大なエネルギーを消費し、

老廃物を大量に排出していきます。

それによって非常に脆く、

長時間活動をすると

大変疲れやすいという特徴があります。

大脳の状態を常に正常に保つためには、

定期的な休息と覚醒のサイクルが

必要になってくるのですが、

それこそが睡眠です。

睡眠は、

デリケートな大脳のために

日々行う活動ということになります。

他にも、記憶の定着や情報の整理など

脳に関わる役割に関わってくるのが

睡眠という活動の意味になります。

脳の休息が睡眠そのものであることは

最初の項目でも触れた通りですが、

創造や修復に関することも

睡眠と結びついてきます。

睡眠はレム睡眠とノンレム睡眠に

分類されそれぞれ違った効果を持つ

睡眠です。

レム睡眠は主に大脳を活性化させ、

脳を育てる役割があります。

成長期の子供に

レム睡眠が多く見られることから、

脳の創造部分を

担当していることがわかります。

では脳の修復部分は

ノンレム睡眠がその役割を果たします。

ノンレム睡眠は

いわゆる深い眠りのことです。

睡眠はまずレム睡眠から始まり、

徐々に深い眠りのノンレム睡眠に

移行していく仕組みです。

睡眠は脳に成長と適度な休息を与えくれる

というメリットがあるのがわかります。

脳を休ませる印象が

強くなってしまいがちですが、

身体の休息にも睡眠は必須です。

人間は起きている状態では

筋肉や脳が活発に動いていきます。

活発な活動をしていくと

当然疲労が溜まって

眠気を実感します。

睡眠中は副交感神経が働き、

日中に活動した分の疲労を寝ている間に

回復させる効果があります。

私たちの肌は

ターンオーバーという

代謝のサイクルによって

新しいものになっていきますが、

これには成長ホルモンが関わってきます。

成長ホルモンの分泌量が多いほど

綺麗な肌に近づいていくのですが、

効果的な分泌には

良質な睡眠が必須です。

深い眠りに入ることで

より多くの成長ホルモンが分泌されますので、

美容の為にも

睡眠に重きを置くことをお勧めします。

適度で効率的な睡眠を意識することで

パフォーマンスの向上にも

繋がっていきます。

睡眠不足による疲れやストレスがあると

運動や男女のコミュニケーションにも

支障が出てしまいます。

免疫力にも影響が出て、

風邪をひきやすくなることもあります。

ですので、これらを防止するためにも

睡眠はとても大切です。

良質な睡眠を日頃から意識することで、

自身のパフォーマンスを

存分に発揮できるようになり、

肉体面でも精神面でも

大きな充実感を得ることができます。

睡眠は生活習慣病の予防にもなります。

がんや心疾患などの生活習慣病は、

不規則な生活リズムが

発症の原因のひとつです。

生活リズムを正しく整える為にも、

なるべく毎日の睡眠時間や就寝時間に

ズレが出ないよう意識しましょう。

そうすることで生活習慣病のリスクを

減らすことができます。

睡眠には

肥満を防止するメリットもあります。

私たちの食欲は

グレリンいう食欲促進ホルモンと、

食欲を抑制するレプチンによって

均等なバランスとなっています。

どちらかの分泌量が多くなってしまうと

食欲のサイクルに異常が出てしまい

睡眠不足によって

異常が出ることがあります。

睡眠不足によって過剰分泌されるのは

グレリンの方なので、

充分に睡眠ができていないと

食欲が過剰になってしまい、

肥満に繋がっていきます。

充分に睡眠を取ることで

グレリンの過剰分泌は防げます。

自律神経の乱れによって

感じるストレスですが、

睡眠によって予防することができます。

実は睡眠には

自律神経を整えてくれる効果もあります。

睡眠時間が短くなると

自律神経が乱れて

不眠やうつになりやすくなったり、

不安感や被害妄想も

激しくなってしまいます。

また、睡眠が足りていないと

イライラしやすくなり、

精神的にも不安定になりやすいです。

充分に睡眠を取ることで

こういった症状を予防することができます。

また睡眠には認知症を

予防できるメリットもあります。

加齢により脳の老化が進行していくと、

アルツハイマーやパーキンソン病などの

認知症を発症する可能性が高くなります。

これらは脳内に老廃物が溜まり過ぎることが

原因になると言われています。

老廃物を排出する為には

グリア細胞という細胞を

活発にする必要があるのですが、

起きている状態と比べると

睡眠中の方がより活発です。

脳内を綺麗に保つ為に

睡眠をしっかり取れば、

認知症を予防することに繋がり

老後を明るく過ごせる未来が

広がっていきます。